2020年06月18日
こんにちは。 産業カウンセラー・国家資格キャリアコンサルタントの遠藤華子です。
私の人生で2度ほど、「その根拠のない自信」は何?と指摘されたことがあります(笑)
自己肯定感は低い方だと思っていて、そのコンプレックスを超えるために、努力をしているつもりです。でも、人間は一定ではありませんので、上がったり下がったりを繰り返しているのでしょうね。
日本の若者は諸外国に比べると、自分で自分を肯定できる感覚「自己肯定感」が低いらしいです。
自己肯定感が低い状態は幸せを感じにくい、目標達成しにくいなどのマイナス面があるのでこれからの日本が心配になってきます。
この記事では自己肯定感を高めて楽しく仕事を行うためのヒントをお伝えしていきます。
2019年に内閣府が発表した13歳から29歳を対象とした意識調査では、日本人の自己肯定感は、諸外国に比べて低く、欧米など6か国との比較でもっとも低かったようです。
自分のイメージについて「自分自身に満足している」が45.1%、「自分には長所があると感じている」が62.3%だったが、同時に実施した韓国・アメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・スウェーデンの若者の回答と比較して、もっとも低い実態にあり、2013年度の調査からもさらに低下していますね。
また、「自分は役に立たないと強く感じる」という日本の若者は、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」を合わせて51.8%。
諸外国との比較では、ドイツ、フランス、スウェーデンより高かったのですが、アメリカ、イギリスよりは若干低く、韓国と同程度だったようです。
内閣府では、日本の若者は、諸外国の若者と比べて、自身を肯定的に捉えている者の割合が低い傾向にあるが、日本の若者の自己肯定感の低さには「自分が役に立たないと感じる自己有用感の低さ」が関わっていると分析しています。
何でかは分からないけど、なぜか自信があることって、大なり小なり誰もがあると思います。
これがあると、「ストレス無くさっと行動出来る」→「良い結果が出る」→「素直に喜ぶ」→「ますます根拠のない自信が付く」という好循環が生まれ「自己肯定感」が上がってゆきます。
そもそも自信に根拠は必要なのか?と問いたくなりますが(笑)、根拠があろうと無かろうと、自分が決めて、行動し、どんな結果であろうとやったことに自信を持つ(失敗してもそこから学べば成功!)。
捉え方次第となると、これって完全に本人の思い込みですよね。
キャリア理論で言われる中に、「ありたい自分を思い描くことからがスタートする」というものがあります。
まず初めに「目標」を決めます。
そして、目標を達成するための行動をとっていきます。
その結果を見て、行動を変えること、もちろん目標自体が変わることもあります。
自信があるとか無いとか関係なく、「自分自身で理想の姿」を決めるのです。
そこに向かって行動すること、そのプロセスが後に「根拠のない自信」となるのではないでしょうか。
「自信がないから出来ない」は行動しない言い訳かもしれませんね。
カナダの心理学者アルバート・バンデューラが提唱した自己効力感は、仕事や人間関係など人生のあらゆる分野で影響を及ぼす自己への認知のことです。
自己効力感が高い人は「できそうだ」「自分ならやれる」と考えています。
反対に、自己効力感が低い人は、「自分はきっとうまくできない」「どうせまた失敗する」と考えています。
あなたが自信をなくし、自信をつけたいと考えているなら、どんなことでも良いので「一つ一つできることから実践」し、小さな成功体験を積み重ねてみてはいかがでしょうか?
そうすることで自己効力感が徐々に高まり、自己肯定感も高まっていきます。
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産業カウンセラー、キャリアコンサルタント
遠藤 華子
こちらの記事も私が書きましたので是非お読みください。