健康経営12 働き方改革とウェルビーイング経営 | NAコンサルティンググループ

健康経営12 働き方改革とウェルビーイング経営

  このコラムでは、「健康経営」についてお伝えしています。 

 「健康経営」とは、従業員等の健康保持・増進の取り組みが、将来的に企業の収益性等を
高める投資であるとの考えのもと、従業員等の健康管理を経営的な視点から考え、戦略的に
実践することです。 

健康経営と働き方改革とウェルビーイング経営

  2016年 9月より推進され始めた働き方改革のですが、働き方改革と関係性が深い概念に「ウェルビーイング(well-being)」という考え方があります。 

 ウェルビーイングとは、「肉体的・精神的・社会的に健康な状態」を指す概念のことです。 

 従来は、社会福祉や医療などの現場で用いられていましたが、近年では、企業の在り方や
働き
方を考える上でも重要な概念として注目を集めています。 

 日本は深刻な労働力不足に直面しており、多様な働き方への対応や、人材が定着しやすい
環境づくりが企業に求められています。
 

 そうしたなかで、従業員のウェルビーイングを重視する企業が増えてきているのです。

  従業員にとって、「肉体的・精神的・社会的に健康な状態」を目指すウェルビーイングの
取り組みと「働く人々がそれぞれの事情に応じた多様な働き方を選択できる社会」を目指す
働き方改革は、相互に深く関係していると言えるでしょう。 

 また、企業が従業員の健康や生きがいを支援するウェルビーイング経営は、健康経営と同様
の考え方でもあります。

 働く人にとって「社会的に健康な状態」とは、何を指すのでしょう。

      ダイバーシティという言葉に代表される「価値観の多様化」
    働き方改革で言われる「ワークライフバランス (またはライフワークバランス)」
    新型コロナ感染症によるテレワークの普及と「コミュニケーションの変容」
    など・・・

 VUCA (変化の激しい)な時代において、従業員一人ひとりが「社会的に健康」な状態になるための策が、健康管理や改善を通じた「健康経営」や従業員の幸福度の向上も含めた「ウィルビーイング経営」となります。

 ウェルビーイング経営により、従業員個々の能力が発揮しやすくなれば、企業の生産性向上にもつながります。 

 健康経営の取組みについてご相談のある経営者の方は

           NA&HRコンサルティンググループへ ぜひお声がけください。

 

 

 働くすべての人が幸せでありますように!  

    健康経営エキスパートアドバイザー・産業カウンセラー
                        ・国家資格キャリアコンサルタント  遠藤 華子