2022年10月19日
このコラムでは『各種認定制度』についてお伝えしています。
今回取り上げるのは「にいがた健康経営推進企業」です。
経済産業省の「健康経営優良法人認定」とは異なりますので、健康経営優良法人認定ついて知りたい方は
「健康経営3 国・企業の取り組み事例」をご覧ください。
新潟県の平均寿命と健康寿命
みなさん「健康寿命」という言葉はご存じでしょうか?
平均寿命は0歳における平均余命のことを言い、健康寿命は健康上の問題で日常生活が制限されることなく
生活できる期間のことを言います。
少し古いデータになりますが、厚生労働省「都道府県別生命表」(平成27年)によると、
新潟県の平均寿命は、
男性 80.69歳
女性 87.32歳 という結果でした。
一方で健康寿命は、
男性 72.14歳
女性 74.29歳 という結果で、平均寿命と健康寿命の差は約10年となっています。
この差が大きければ大きいほど、不健康な状態で生活する期間が長くなり、今の状態だと、日常生活において
介護等、周りのサポートを要する期間が10年あるということです。
にいがた健康経営推進企業とは?
従業員の健康づくりに積極的に取り組む企業を「にいがた健康経営推進企業」として登録する、新潟県独自の認定制度です。
取り組みを支援することにより、働く世代の健康づくりの促進、ひいては新潟県の健康寿命の延長を図っています。
にいがた健康経営推進企業になるには、下記6つの分野のうち1つ以上の分野で取り組みを進める必要があります。
1. 喫煙・飲酒
2. 健康診断
3. 栄養・食生活
4. 身体運動・運動
5. 歯・口腔の健康
6. こころの健康
にいがた健康経営推進企業に登録されると、ハローワーク求人票に記載できるほか、健康づくり補助金の交付を
受けられ、特に優秀な取り組みを行う企業は県知事表彰が行われる等のメリットがあります。
自社をPRするために第3者認定を取得したい、健康経営優良法人認定を申請したいけどまだハードルが高いと
感じられている方、まずはにいがた健康経営推進企業の登録を目指してみてはいかがでしょうか?
≪参考文献≫