2026年10月2日
ここでは、弊社をご活用いただいているお客様である事業所の「実績事例」をインタビューによる取材で作成したものをご紹介させていただきます。

📣燕シェルサービス株式会社様にお話を伺いました!
新潟県燕市に本社を構える燕シェルサービス株式会社様は、砂型・鋳型・中子の製造から鋳造までを手がける企業です。
全国でも数少ない「シェルスタック鋳型鋳造」の専門工場として、砂型・中子を自社で製造し、設計書の受け取りから仕上げまで一貫して対応されています。
家電や自動車、建機、建設部品をはじめ、水道などの公共施設に使われる部品まで、幅広い分野のものづくりを支えています。
燕シェルサービス様では、社員教育にも継続的に取り組まれており、NAコンサルティンググループでも、コミュニケーションやタイムマネジメントなどをテーマとした研修を実施させていただいています。
今回は、代表取締役の岩野直人様に、社員教育に取り組む理由や、研修を続ける中で感じた社員・職場の変化、今後の組織づくりについてお話を伺いました!
「研修をして、実際に社員は変わるの?」
「社員からもっと意見が出る職場にするには?」
そんな課題を感じている経営者・人事担当者の方にも、ぜひ読んでいただきたい内容です。
🌟「会社全体でレベルアップしていきたい」
以前から社員研修には取り組んでいて、NAさんにお願いする前にも、外部の講師を招いて研修を行っていました。
社員にはいろいろな価値観を持った人がいます。
その中で作業を円滑に進め、効率を上げていくには、自分だけの考えにとらわれず、周りの人のことも考えて仕事をすることが大切だと思っています。
こういったことは私から社員に伝えることもできますが、会社から言うより、外部のプロの方から伝えてもらうことで、より受け止めてもらいやすいこともあります。
以前は職制を中心に研修を受けてもらっていましたが、職制だけが勉強しても、ものづくりは会社全体で行うものです。
「自分の持ち場が終わればそれでいい」ではなく、周りを見て手伝うことで全体の仕事が早く終わる。それが積み重なれば会社の利益にもつながり、社員にも還元できます。
そういったことを考えると、一部の社員だけではなく、会社全体としてレベルアップしていく必要があると感じていました。
📚 会社に合わせた内容だから、社員も身近に感じられる
NAさんには、事前に会社の状況や社員に伝えてほしいことを聞いてもらい、当社に合わせて研修内容をつくってもらいました。
これまで、ワークルールブックの作成から、ワークルールブックを活用したコミュニケーション研修、タイムマネジメント研修、お金のブロックパズル研修などを実施しています。
就業規則ももちろん会社にはありますが、普段から自分で開いて読む社員はなかなかいません。
そこで、必要な内容を抜粋してわかりやすくまとめてもらったワークルールブックは良かったですね。有給休暇や会社で働くうえでの心得なども載っているので、新入社員への教育にも活用できます。
研修についても、当社の実際の状況に合わせた身近な話を入れてもらっているので、社員も自分たちの仕事と結びつけて考えやすかったと思います。
💡以前より、現場から意見が出るようになりました
研修を続ける中で感じている変化の一つが、社員からの意見です。
当社では月に1回、部署ごとのグループミーティングをしています。
以前は、意見を言う人がある程度決まっていました。こちらから意見を求めても、なかなか出てこないこともありました。
それが今では、以前よりいろいろな意見を吸い上げられるようになってきたと感じています。
作業の改善について「もっとこうした方がいい」といった意見や、人の配置についての提案など、現場から声が出るようになりました。
納涼会を実施したのですが、そこで社員から「今は意見が活発になって、だいぶいいですよ」という話を聞きました。
研修だけが理由とは言い切れませんが、こうした取り組みを続けてきた効果も少しずつ出ているのかなと感じています。
⏰「言われたから」ではなく、自分で考えて動く
タイムマネジメントについても、もともと会社として「どうすればもっと効率よく仕事ができるか」は社員に伝えてきました。
たとえば、1時間で50個つくっていたものを、どうすれば55個つくれるようになるのか。
残業を増やせば出来高を増やすことはできますが、そうではなく、決められた時間の中でどう工夫するかを考えてほしいと思っています。
最近では、職制から言われるだけではなく、現場の作業者から「ここを今やってもらえれば、今日の作業が終わる」といった声も出てくるようになりました。
勤務時間についても同じです。
「今日は全員18時まで」と言われたから18時まで残るのではなく、自分の作業の状況を見て、区切りが良ければ早く上がる。
反対に、明日のためにもう少し準備しておいた方がよければ続ける。
そうやって、一人ひとりが自分で考えて判断できるようになってほしいと思っています。
タイムマネジメント研修については、社員から「仕事だけでなく、プライベートでも時間の使い方を意識するようになった」という声もありました。
仕事以外のところでも役立ててもらえるのであれば、それも良かったと思います。
🐾研修は、すぐに結果が出なくても続けることが大切
研修は、一度受けたからといって、すぐに大きな効果が出るものではないと思っています。
数か月経ってみないと分からないこともありますし、人間はやっぱり忘れますから、繰り返し学ぶ機会をつくることも必要です。
もちろん、毎回同じ内容では「またか」となってしまいます。
難しすぎる内容でも聞きづらくなります。
仕事にも関係があって、「社会人として聞いておいて損はない」と思えるようなテーマを取り入れながら、これからも不定期で研修を続けていきたいですね。
研修を実施した後に入社した社員もいるので、そういう人たちにも学んでもらう機会をつくりたいと思っています。
🌱社員一人ひとりが考え、声を出せる組織へ
今、会社全体の課題として感じているのは「報連相」です。
週に1回の生産会議やグループミーティングなど、意見を出す場は設けています。
ただ、「次の会議のときに言えばいい」と思ってしまうこともあります。
内容によっては緊急性がありますし、報告が遅れれば、その間に良くないものをつくってしまう可能性もあります。
何かあったときに「これはすぐに伝えた方がいい」と一人ひとりが判断して、すぐに声を上げられるようになってほしいですね。
これも、言ったからすぐ改善するものではありません。
研修や日々の経験を通して、「なぜ報連相が大切なのか」という必要性を感じてもらいながら、少しずつ根付いていけばいいと思っています。
🔦同じような課題を感じている企業の方へ
研修を検討しているのであれば、まずはやってみてもいいのではないでしょうか。
何でもそうだと思いますが、まずやってみて、合わなければやめる。それでもいいと思っています。
研修は、受けた翌日からすぐに何かが変わるとは限りません。
数か月経ってから見えてくる変化もあります。
特に、今の現場に何か課題を感じている会社には、一度やってみる価値があると思います。
社員の中には、すごく良いアイデアを持っていても、なかなか言えない人もいます。
普段の仕事の中で突然「意見を言ってください」と言われても難しいですよね。
研修のグループワークのように、「ここでは話していい」という場があることで、意見を出すきっかけにもなります。
そういう経験を通じて、社員が少しずつ自発的に考え、行動できるようになっていけばいいのではないかと思います。
インタビューにご協力いただき、ありがとうございました!