2026年06月3日
ここでは、弊社をご活用いただいているお客様である事業所の「実績事例」をインタビューによる取材で作成したものをご紹介させていただきます。

💡 ワークルールブック導入のきっかけ
外国人スタッフが増えていく中で、日本人にとっての“当たり前”とのズレを感じる場面が増えていきました。
特に大きかったのが、「時間感覚」や仕事に対する認識の違いです。
「そんなの聞いていない」と言われることもあり、言葉や文化が違う中で、会社としてのルールや考え方をきちんと共有する必要性を感じていました。
また、父の代から長く働いてくれている社員も多く、“言わなくてもわかるだろう”という感覚で進んでいた部分も正直あったと思います。
これまでは朝礼などでその都度伝えていましたが、本当に伝わっているのか分からないですし、聞いていない人もいる。
言葉だけで伝えることに限界を感じていました。
⭐ “ルール”ではなく、会社として大切にしたい考え方を伝えたかった
ワークルールブックを作る上で、一番大切にしたかったのは、「単なるルール集にしない」ということでした。
会社として何を大切にしているのか。
なぜ、そのルールが必要なのか。
そこまで含めて伝えたいと思っていました。
特に5Sやホウレンソウについては、職場の安全やコミュニケーションの面でも大切にしています。
できる人は自然とやってしまうんですが、「なぜ必要なのか」までは意外と伝わっていないこともあります。
だからこそ、一つひとつ意味を言葉にして整理していきました。
また、外国人スタッフとの文化差が大きかった“時間管理”についても重点的にまとめました。
日本語だけでは細かいニュアンスが伝わりにくい部分もあるので、ベトナム語とミャンマー語での多言語対応も行いました。
🧩 導入してみると…
実際に導入してみて、一番感じているのはコミュニケーションが取りやすくなったことです。
以前は「そんなの聞いていない」という認識のズレがありましたが、ワークルールブックを多言語対応したことで、そのようなトラブルも減ってきました。
外国人スタッフは、日本が好きで、日本語を勉強したいという意欲を持っている人が多いので、会社側も“伝える努力”をしなければいけないと思っています。
また、有給申請や産休・育休制度についても、以前より分かりやすく伝えられるようになりました。
現在は、週1回の全体朝礼でワークルールブックを1ページずつ読み合わせしています。
朝礼担当者が事前に予習してから話すので、担当する側の理解も深まっていると感じます。
🌱 ワークルールブックは“経営の軸”
ワークルールブックは、社員のためだけではなく、自分自身の経営の軸にもなっています。
一度載せた内容は簡単には変えられません。
だからこそ、「自分は何を大切にして経営するのか」を改めて考えるきっかけになりました。
実は、会社として大きな転機も経験しています。
昔やっていた魔法瓶事業がなくなり、会社存続の危機に直面した時期もありました。
借金や人員不足、納期対応など、本当に必死でした。
営業経験もなく、がむしゃらに働いてきましたが、その時に先輩社員たちが「残る」と言ってくれたことが、本当に大きかったです。
だからこそ今は、「次世代へしっかりバトンタッチしたい」という想いがあります。
自分の代で会社の成長を止めたくないんです。
⌛ 今後の展望
現在は、全社員へiPadを支給し、Gmailやチャットツールの活用、アプリ開発など、IT活用も進めています。
昔ながらのやり方だけではなく、時代に合わせて働きやすい環境を整えていくことも大切だと思っています。
また、長く働いてくれている社員への感謝も強く感じています。
会社が大変だった時期も、一緒に踏ん張ってくれた社員たちがいたからこそ、今があります。
だからこそ、これからは「働きやすさ」や「安心して長く働ける環境づくり」にも、さらに力を入れていきたいと考えています。
外国人スタッフも含め、みんなが同じ方向を向き、お互いを理解しながら働ける会社にしていきたいですね。
これからも、安心して働ける職場環境づくりを続けていきたいです。後は、若い人材の育成に力を入れていきたいと考えています。
インタビューにご協力いただき、ありがとうございました!