【第8回】共感型採用のポイント | NAコンサルティンググループ

【第8回】共感型採用のポイント

 このコラムでは、「求人採用・定着」について、全12回に分けて連載をしていきます。

ハローワーク求人が中心の内容ではありますが、求人票作成のポイントなどは、ほかの求人媒体でも活用できるノウハウなので、求人を掲載中の方、これから求人を出そうとしている方は、是非実践してみてください!!!

前回までの振り返り

 前回のコラムでは「すごい求人票※」の4つ目のポイント、「会社独自の価値で勝負する」についてお話ししました。求人採用では、会社独自の技術・サービス、経営者の想い、柔軟な働き方等の魅力を伝え、求職者の右脳(感情面)にアプローチしていくことが大切です。

 ペルソナを設定する

 仕事内容よりも職種が重要

 仕事内容は最初の90文字に重要な要素を盛り込む

 会社独自の価値で勝負する

 NGワード削除・推奨ワード加筆

 他社の求人票をモデリングする

 事業所名を含む求人情報全てを公開し、自主応募可能とする

 今回は、前回に引き続き『共感型採用』についてお話していきます。

※(一社)中小企業人材確保支援協会の登録商標

共感型採用

 「共感型採用」とは、会社の理念やパーパスに共感してくれる人を採用する手法です。共感型採用を用いて採用した人財は、会社本来の魅力や、価値を理解してくれているため、定着率が高く、長く活躍してくれると考えられます。

 共感型採用がどのようなものかが分かったところで、実際に、共感型採用を行う際のポイントをお伝えします。

● どのような事業をしているのか、どこに何を売っているのか、どこで利用されているのか、他社との違い、お客様に選ばれる理由、について業界未経験の人にも分かりやすく伝えること。

● なぜ今の事業をやっているのか、何をやり遂げたいか、創業の思いや目指す未来を伝えること。

● どんな仲間と働きたいか、実際に働くイメージが湧くように、社風や企業文化を伝えること。

 以上の3つが、共感型採用を行う際のポイントになります。中小企業独自の技術・働き方や、会社の理念・パーパスを伝える手法で、求職者の右脳にどんどん訴えかけていきましょう。

 ちなみに、㈱学情のデータによると、就職活動において、「企業のビジョンやパーパス(存在意義)」を「重視する」「どちらかと言えば重視する」と回答した学生が78.4%でした。(https://service.gakujo.ne.jp/wp-content/uploads/2023/11/211223-navienq.pdf

 つまり、若い世代が就職を考える際、会社の待遇や福利厚生だけでなく、経営理念やパーパスもちゃんと見ている、ということが分かります。会社がビジョンについて熱意をもって伝えることで、社員は、キャリアステップが明確になり、モチベーションを高く保つことができます。

今日のまとめ

★共感型採用を行う際は、

①どのような事業をしているのか、強みは何かを分かりやすく伝えること。
②なぜ今の事業をやっているのか、創業の思いや目指す未来を伝えること。
③実際に働くイメージが湧くように、社風や企業文化を伝えること。

 以上、第8回目の「求人採用支援」コラムでした。

次回は「すごい求人票」のポイント『NGワード削除・推奨ワード加筆』について、お話したいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!それではまた~