2022年12月7日
NAコンサルティング代表の 井上 浩仁 です。
このコラムでは、主に業務改善のお話をします。
生産性向上を図ることで様々な利益をもたらすことは、企業にとっては永遠のテーマかと思います。
本コラムでは業務改善に関する様々な基礎知識やその使い方・コツ・手法などを分かりやすくお伝えします。
最終回は、「業務効率化は何故行うのか」というお話をしたいと思います。
まず、業務効率化とは何か?という原理原則に戻ります。
業務効率化は、既存の業務のムダやムラを改善するための取り組みです。
自社の戦略や組織といった土台部分には、介入しません。
「会社の根本を変える」のではなく、「経営資源を有効活用するためにその資源の組み換えを行う」という
ことです。
決められた時間や労働力、より少ない資金で自社の業務を最大限効率的に進められるよう見直すことが大切な
ポイントです。
ところでSDGsは、現在約7割の人が認知しています。
その中で政府が推進している働き方改革は、少子高齢化社会による労働力不足を背景とした中で、
「長時間労働・非生産性などの課題を改善する取り組み」です。
多様性を持つ環境やライフワークバランスなど、社会の質の更なる向上などの目的もあります。
SDGsのゴール 8 に、「包摂的かつ持続可能な経済成長及び全ての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいの
ある人間らしい雇用を促進する」とあります。
ディーセントワークへの取り組みは、今後の企業にとって利潤追求のほかにも、働き方や人や、環境の在り方に
ついて取り組むことで心理的安全性を確保する必要があり、その結果として必然的に生産性が上がることもあり、
それに加え、様々な方法で業務効率化を取り入れる必要性が増していくと予測されます。
長々とお話ししました。
こういった目的をもって会社が更なる良い環境となり、その環境下で安心して仕事に取り組むことが出来ること。
すなわち、「やりがいのある仕事へと繋がっていく」と思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
お読み頂いた皆様にとって少しでもお役に立てれば幸いです。
出来ることから、出来るだけ、取り組まれてください。