2022年05月17日
4月16日(土)に三条市体育文化会館で『息子のままで、女子になる』の上映会が開催されました。
当初は1月の開催予定でしたが、コロナウイルス感染拡大のため延期となり、今回改めての開催となりました。
監督は『沈黙しない春』で2012年に長編映画デビューを飾った杉岡太樹さんです。
ストーリーについて簡単にまとめると、主人公の「楓」は男性として生きることに違和感を抱き、就職を目前にして、女性として生きていくこと決断します。
楓は、ビューティーコンテストの出場や講演活動などを通して、徐々に世間の脚光を浴びるようになります。
自分自身が活躍することで、性的マイノリティの可能性を広げたいと強い意志を持つ楓。
しかし心の奥には、父親の期待を受け止められなかった息子、という後ろめたさに近い感情がありました。
このドキュメンタリーは、社会の常識という壁に挑みながら、自分だけの人生のあり方を模索する、新しい女性の誕生ストーリーです。
映画の冒頭から楓さんの美しさに圧倒されました。
そして、楓さんが度々口にする「You decide(あなたが決めて)」という言葉が頭から離れませんでした。
これまではLGBTQと言われる方々に対し、自分とは違う特別な存在だと感じていましたが、楓さんが葛藤する姿や周囲の方々との関係を見て、悩みは違えど、日々模索しながら生きている、同じ一人の人間であることに気付かされました。
また、決して悲しいお話ではなく、性別とは、個性とは、自分とは、多様性とは何なのかを考えさせられる作品でした。
気になる方は是非一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?