2021年12月15日
NAコンサルティング代表の井上浩仁です。
このコラムでは、主に業務改善のお話をします。
会社において、生産性向上を図ることで様々な利益をもたらすことは、企業にとっては永遠のテーマかと思います。
本コラムでは業務改善に関する様々な基礎知識やその使い方・コツ・手法などを分かりやすくお伝えします。
今回のテーマは、前回お話しした「企業が業務改善に取り組む」とは、一体何を指すのか?というお話をします。
業務改善について、クライアント様からご質問があったときに、「お仕事の内容について改善をしていることはございますか」という質問をします。
大体のお客様がお答えになるのは、日々問題が起きているときには必ずといって「その場で改善を行っているよ」、「都度PDCAを行って問題点を報告させている」などのお答えです。
もちろん上記のそれぞれは会社の改善活動において必須な施策です。しかしながら必要なのは「企業の事業における課題を発見・解決し、効率的な仕事環境を作り出すこと」にあります。
作業時間短縮・コスト削減・品質向上がキーポイントとなります。
業務改善を行う目的の一つは
● 会社内業務のマニュアル化を行うこと ⇒ 担当しか出来ない業務を最適化
● 業務を誰にでもできるようにすること ⇒ 多数が出来るようになることで効率化
上記が出来るようになると、短時間労働や工数に対する所要時間の管理が可能になり、残業削減対策としての短時間労働化につながります。
これからの生産年齢人口の低下や賃金上昇に対しても効果を発揮することになります。
SDGs の中にも求められている、ディーセント・ワークなどの達成にもつながっていきます。
まだまだ業務改善の施策はありますが、先ずは『業務効率化』をキーワードに行うことで会社の生産性向上⇒業績の向上へと繋げましょう。
次回は、更なる業務改善についてお話しします。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。