2021年05月31日
今年度から「産業雇用安定助成金」が新設されています。
職業経験、技能、知識等から安定的な就職が困難な求職者について、ハローワークや職業紹介事業者等の紹介により、一定期間試行雇用した場合に助成するものであり、それらの求職者の適性や業務遂行可能性を見極め、求職者および求人者の相互理解を促進すること等を通じて、その早期就職の実現や雇用機会の創出を図ることを目的としています。
以下の3つのコースがあります。
中途採用者の雇用管理制度を整備し、中途採用の拡大を図った場合に助成します。また、一定期間後に生産性が向上した場合には追加の助成があります。
地方公共団体が実施する移住支援施策を利用した UIJ ターン者を採用した企業に対し、採用活動に要した経費の一部を助成します。
60 歳以上の起業で雇用の創出にかかった経費を補助します。
母子家庭、被災者等、雇用の困難な方のための助成金です。
64歳以下の高齢者、障害者等の方の雇入れに対して助成されます。
65歳以上の方の雇入れに対して助成されます。
東日本大震災の被災者を雇用した場合の助成金です。
いわゆる就職氷河期に正規雇用の機会を逃したこと等により、十分なキャリア形成がなされず、正規雇用に就くことが困難な方をハローワーク等の紹介により、正規雇用労働者として雇い入れる事業主に対して助成されます。
発達障害者・難治性疾患患者雇用開発コースより特化した障害者の助成金です。
以上、コロナウィルス等の影響で離職を余技なくされた労働者を採用しようと考えている事業主の方は、ぜひ助成金の活用をご検討下さい。