2026年07月15日
こんにちは、新潟にあるNAコンサルティンググループ・社労士のSです。
このコラムでは、労務について、わかりやすさ重視でお届けします。
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2026年4月以降、雇用保険料率の改定や子ども・子育て支援金制度の開始など、給与明細に関係する制度にもいくつか動きがありました。
忙しい毎日の中では、給与明細を受け取っても「手取りはいくらかな」と確認して終わり、という方も多いのではないでしょうか。
もちろん、実際に受け取る金額はとても大切です。
ただ給与明細には、手取り額だけでなく、自分の働き方や暮らしを支える大切な情報も書かれています。
その中でも、ぜひ一度見ていただきたいのが「控除欄」です。
控除とは、給与から差し引かれるお金のことです。
「なぜ引かれるんだろう…」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
けれど、控除されているお金にはそれぞれ意味があるのです。
■「健康保険料」
➡病院にかかったときの医療費の負担を抑える仕組みに使われます
■「子ども・子育て支援金」
➡子育て支援のために使われるお金です
■「厚生年金保険料」
➡将来の老齢年金だけでなく、万が一の障害や家族を残して
亡くなったときの年金に関わります
■「雇用保険料」
➡失業したときの給付や、育児・介護などで
仕事を休むときの給付につながります
■「所得税」
➡国全体を支えるために使われます
(年金、医療、介護、教育、公共事業、防衛など)
■「住民税」
➡地域の暮らしを支えるために使われます
(福祉、学校、消防、救急、道路、公園、地域行政サービスなど)
控除は、ただ手元から離れていくお金ではありません。
医療、年金、雇用、子育て、地域の暮らしなど、
私たちの日々を支える仕組みづくりにつながっているお金でもあります。
とはいえ、手取りが減ることには不安を感じてしまいます。
物価が上がり、家計のやりくりが大変な中で、「何にどれだけ引かれているのか」がわからないままだと、なんだかモヤモヤしてしまうこともあります…
だからこそ、給与明細の控除欄を少しだけ見てみることをおすすめいたします。
給与明細は、毎月届く「家計と制度の連絡帳」のようなものだと思います。
手取り額だけでなく、控除欄にも目を向けて、「これは何のお金だろう」と関心を持つことから始めてみてはいかがでしょうか。