2021年12月10日
こんにちは、NA&HRコンサルティンググループ遠藤華子です。
このコラムでは、「健康経営」についてお伝えしています。
2回目は健康経営に取り組むメリットです。
健康経営とは、『従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践すること』をいいます。
健康経営に取り組むメリット・目的
健康経営により従業員は心身ともに健康になり、生き生きと働けるというメリットがありますが、健康経営に取り組むことで企業にも大きなメリットがあります。
◆ 生産性の向上
従業員が心身ともに健康的に働くことができればストレスが軽減し、業務の効率化が図られ、生産性の向上が期待できます。
職場環境の改善や健康増進により従業員一人一人の仕事へのモチベーションも高まり、職場全体の活性化にも繋がります。
◆ 従業員の欠勤・休職・離職率の低下
従業員にとって働きやすい環境は、身体や精神の不調を予防し、健康上の理由による欠勤・休職・退職を縮小させることが期待できます。
また、企業が健康に配慮することで、従業員の企業への貢献意識を高め、職場の満足度が向上しやすく、離職率の改善にも繋がります。
◆ 企業価値・イメージの向上
健康経営を実現しその取り組みを発信することにより、従業員を大切にしている働きやすい企業と認知されます。さらに、経済産業省による「健康経営銘柄」や「健康経営優良法人」に選出されることで、企業価値やイメージが向上し、優秀な人材も集まりやすくなります。
◆ 医療費の削減
企業が健康経営を導入し従業員が健康になれば、医療機関への受診率が下がります。従業員の医療費は一部を企業が負担しているため、従業員の通院回数が減少すれば、企業の医療コストを軽減することに繋がります。
企業にとって大きな割合を占めている社会保障の負担については、今後少子高齢化の影響で、医療費がますます高額化することが懸念されています。そのため健康経営による医療費削減は、企業にとってもメリットといえます。
~おわりに~
今回は健康経営のメリットをお伝えしましました。
これからのコラム掲載にあたり、国の取組みや具体的な取組事例をお伝えして行きます。
※健康経営は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。
企業や働くすべての人が幸せでありますように! 遠藤 華子
〈健康経営エキスパートアドバイザー・産業カウンセラー・国家資格キャリアコンサルタント〉