2022年01月19日
NAコンサルティング代表の井上浩仁です。
このコラムでは、主に業務改善のお話をします。
会社において、生産性向上を図ることで様々な利益をもたらすことは、企業にとっては永遠のテーマかと 思います。
本コラムでは業務改善に関する様々な基礎知識やその使い方・コツ・手法などを分かりやすくお伝えします。
前回は、企業が取り組む業務改善とは何か? というお話をしました。
会社内業務のマニュアル化を行うことで担当しか出来ない業務を最適化する。
業務を誰にでもできるように することは多数が出来るようになることで効率化をする、ということです。
この業務効率化にはいくつかのポイントがあります。
それは全てにおいて「改善のポイント」と「改善の継続」にあります。
作業工程や業務内容について
①排除 Eliminate
②結合 Combine
③交換 Rearrange
④簡略化 Simplify
を行うことで効率化を図りましょう。
「ECRS改善のポイント」の具体例と効果・意図
①排 除 ⇒ 例:書類作成などの排除など ⇒ コスト、手間がかからず 高い効果
②結 合 ⇒ 例:発注作業を1人担当者で集約など ⇒ 発注の過多、一極による 業務時間カット
③交 換 ⇒ 例:配送ルートの見直しを行うなど ⇒ 効率的で最適な流れを検討し、 時間短縮
④簡略化 ⇒ 例:資料などの共通テンプレート作成 ⇒ ①②③が出来ないことを可能な限り 簡素化
そしてこの改善ポイントにおける最大の肝は業務をしている現場で行う従業員さんが行うこと。
様々な手間や工数や不具合やより良い改善を考えて、出来た改善のポイントは、PDCAを現場で実行し、 よりブラッシュアップした改善策へと繋げていきます。
改善のコツは、引くこと・合わせること・入れ替えること・簡単にすること!にあるのです。
次回は、個人が業務効率化に取り組む場合についてお話しします。
最後までお読み頂き、 ありがとうございます。