2022年06月22日
NAコンサルティング代表の井上浩仁です。
このコラムでは、主に業務改善のお話をします。
会社において、生産性向上を図ることで様々な利益をもたらすことは、企業にとっては永遠のテーマかと思います。
本コラムでは、業務改善に関する様々な基礎知識やその使い方・コツ・手法などを分かりやすくお伝えします。
前回は業務改善のポイントとして、作業時の注意すべきポイントと環境づくりについてお話をしました。
仕事を抱え過ぎないこと、そして整理整頓を常に行うことで業務時間を増やすことが出来、結果として業務をこなすことが出来るということです。
「自律型人財」 という言葉があります。
私が考える自律とは、組織のルールの中で自分をコントロールし、仕事が出来る人のこと。
自立とは、自身が考え実行し、責任を持ってやり切る人財のことを指します。
組織の中では自立はリーダーのことを指し、自律はリーダーシップを指す、と言ったところでしょうか。
業務改善を行うにあたって、まず必要なのはどの改善から手を付けていくかが、一番のポイントになります。
会社内のリーダーに当たる人は、その ㋐効果 ㋑コスト ㋒時間 ㋓影響力 の4点のポイントから優先順位を決めることをオススメします。
代表例として、
①業務をなくす ②業務の優先順位を決める ③自動化する ④業務マニュアルを作成する
⑤業務フローチャートを作成しておく ⑤データベースを活用する ⑥業務を複数回に分ける
⑦業務の担当を変える ⑧作業のスピードアップ ⑨色々なアイデアを組み合わせ ⑩5S
があったとします。
まずは、
㋐効果が大きいか小さいか ㋑コストがかかるかかからないか
㋒時間が掛かるかかからないか ㋓全員に影響が及ぶか影響が小さいか
といった具合です。
4分割表を用いるとより分かりやすくなるかと思います。
その上でリーダーは施策の優先順位を定めて、各部署にその意図を伝え、棚卸しします。
部署ではその施策に対して、自律型人財が中心となり、部署にあったスタイルに変えていき、その業務改善を進めて行く、といった具合です。
次回からはいよいよ 「業務効率化の肝」 についてのまとめに入ります。
長々とお話ししましたが、次回から要点をまとめて、分かりやすくお伝えしたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。