2022年06月7日
企業のイメージアップにつながる通称「ホワイトマーク」をご存知でしょうか?
ホワイトマークとは、高い水準で雇用環境等を整備した企業が申請することで行政から与えられる認証マークの通称で、
「健康経営」 「えるぼし認定」 「くるみん認定」 「ユースエール認定」
など、さまざまな種類があります。
上記以外にも、
厚生労働省が行う 「安全衛生優良企業認定」 「なでしこ銘柄」
環境省が行う 「エコファースト制度」
スポーツ庁の行う 「スポーツエールカンパニー」
など、拡充されています。
こうしたホワイトマークは、社会的に目にする機会が増え、取得企業数も年々増加傾向です。
健康経営優良法人認定制度
健康経営優良法人認定制度とは、地域の健康課題に即した取組や日本健康会議が進める健康増進の取組をもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度です。
社会的にも広く認知され、2022年は大規模法人部門に2,299法人、中小規模法人部門に 2,255法人が認定されています。
取得するには、まずは健康診断やストレスチェックなどの実施を高い割合で行うことが基本となり、他にもいくつもの健康に関する施策を行う必要があります。
くるみん認定
くるみん認定は、仕事と子育ての両立支援に取り組んでいる企業を認定する制度です。
くるみんの認定を受けるためには、一定水準以上の育児休業取得、育児に関連する時短勤務制度の設置など、10項目程度の基準を満たすことと、さらに一定期間の取り組みと実績が必要です。
えるぼし認定
えるぼし認定は、女性の活躍を推進している企業を認定する制度です。
職場での女性活躍推進のための行動計画の策定及び届出を行った企業のうち、一定の基準を満たし、女性の活躍推進に関する状況等が優良な場合に、厚生労働大臣が認可を行います。
ユースエール認定
ユースエール認定は、若者雇用促進法に基づいて、若者の採用・育成に積極的で認定基準を満たした企業に対して、認可を行います。
自社が女性や若手の活躍を推進している企業だとアピールできることで、優秀な人材の確保、採用力強化が期待できます。
また、取組を社内に周知することで、社員の信頼や安心感を高める効果も期待できるでしょう。
ホワイトマークは取得したのち、採用サイト・名刺・企業HP等の人目に付きやすいところで活用していき、積極的にPRしていくことが大切です。
職場の価値向上、および企業イメージの向上の参考にしていただければ幸いです。
各認定制度については、過去のコラムにも掲載しておりますのでぜひご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
【参考】
企業イメージアップにつながる「ホワイトマーク」をご存知ですか? (株式会社リクルート)
健康経営優良法人認定制度 (経済産業省)
えるぼし認定・くるみん認定について (東京都産業労働局)
ユースエール認定制度 (厚生労働省)