2021年11月24日
新潟県燕市にあります、NAコンサルティンググループの井上智玄です。
当グループの業務と直接関連はないのですが、もしよろしければ皆さんに知っていただきたく、フードバンクのことについて思うままに書いていきたいますので、よろしくお願いします。
まず「フードバンク」という言葉をお聞きになったことはありますでしょうか。
「食品ロス問題」という言葉の方が知られているかもしれません。
消費者庁が令和2年4月に発表した調査によると「食品ロス問題」について知っていると回答した人は80.2%と比較的高いのですが、「フードバンク」について知っていると回答した人は44.7%と、残念ながら約6割の方にはまだまだ知られていない状況です。
フードバンク活動は、食品関連企業において、包装の印字ミス等により販売が困難になった食品、農家における規格外の農産物、家庭で余った食品などの寄附を受け、食料支援を必要とする家庭や福祉施設などに無償で提供する社会福祉活動です。
当初は食品ロス削減のための取り組みのひとつとして始まったと聞いておりますが、福祉の面からも、ひとり親家庭や生活に困っているが頼る者がいない人、学生(留学生)などへ無償で食料を届けるなど、重要な役割を果たしています。
また昨年の新型ウィルス感染症拡大の状況において、ひとり親家庭へ直接に緊急支援をおこなうなどフードバンク活動の幅が広くなっています。
そんなフードバンク活動の現状について、今後もご紹介してまいりますので、もし少しでも関心をお持ちになりましたら、お近くのフードバンクへ食品や資金のご提供を検討いただけましたら大変うれしいです。