【第5回】仕事内容よりも職種が重要 | NAコンサルティンググループ

【第5回】仕事内容よりも職種が重要

 このコラムでは、「求人採用・定着」について、全12回に分けて連載をしていきます。

ハローワーク求人が中心の内容ではありますが、求人票作成のポイントなどは、ほかの求人媒体でも活用できるノウハウなので、求人を掲載中の方、これから求人を出そうとしている方は、是非実践してみてください!!!

前回までの振り返り

 前回のコラムでは「すごい求人票※」の1つ目のポイント、「ペルソナを設定する」についてお話ししました。経営者が欲しいと思うヒトからの応募を集めるには、ペルソナを設定し、更に彼らの不安を解消するエピソードや、転職後の変化について書いていくことが大切になります。

 ペルソナを設定する

 仕事内容よりも職種が重要

 仕事内容は最初の90文字に重要な要素を盛り込む

 会社独自の価値で勝負する

 NGワード削除・推奨ワード加筆

 他社の求人票をモデリングする

 事業所名を含む求人情報全てを公開し、自主応募可能とする

 今回は2つ目のポイント『仕事内容よりも職種が重要』についてお話していきます。

※(一社)中小企業人材確保支援協会の登録商標

ポイント②:仕事内容よりも職種が重要

 多くの企業は、職種よりも仕事内容を重視しがちですが、実はここに落とし穴があります。なぜそう言えるのかをお分かりいただく為に、現在求人を出していらっしゃる会社は、自社の求人を、なければパッと思い浮かぶ取引先の求人を、求職者の立場になって検索してみてください。注意点として、求人を検索する際は、あくまで会社名を知らない求職者の立場になって、検索してみてください。


 みなさんに何をお伝えしたいのかと言うと、今どきの転職組は、紙媒体ではなく「スマホ検索」で求人を見ている、ということです。求職者は、自分の働きたい条件、賃金、仕事内容、働く場所をもとに求人を検索し、多くの求人から、最初に職種名が目に入って、次に仕事の詳細までを見ていく、という動きを取っています。


 次に、ハローワークインターネットサービスで求人を検索してみてください。すると、一番上に職種が表示されます。職種は、上限文字数28文字全て表示されている一方、仕事内容は一部しか表示されません。その為、最初に目に入る職種の書き方は特に重要で、ここで興味を持ってもらえると、仕事内容、労働条件などの詳細を見てもらえる可能性が高くなります。

 

 逆に言うと、「職種欄」で興味を持ってもらえなければ、その先を読んでもらえなくなってしまいます。なので、職種欄の上限文字数28文字をフル活用し、職種欄だけで、仕事の大まかな内容が分かったり、その会社で働くメリットが伝わったりするような書き方を心がけましょう。

今日のまとめ

★職種の上限文字数の28文字をフルに使って、①誰に、②何を、③どのように、④働く側のメリットを訴えること。

 以上、第5回目の「求人採用支援」コラムでした。

次回は「すごい求人票」のポイント『「仕事内容」は最初90文字に重要な要素を盛り込む』についてお話したいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!それではまた~