【第6回】ビジョンの設定 | NAコンサルティンググループ

【第6回】ビジョンの設定

このコラムでは、弊社がお客様に行っている「オートクルーズ経営®コンサルティング」について、
全12回にわたってお伝えしています。

第6回目は、中継地点(=ビジョン)についてお話します。
※オートクルーズ経営は株式会社novus TOKYOの登録商標です。

これまでの5回は、会社としての目的地(=経営理念)、
そこに到達するための道筋(=行動理念)、
従業員に示す行動指針・コアバリュー
などについてお話してきました。

目的地は、遠く果てしない壮大なものであるため、
行動指針やコアバリューを日常業務に落とし込んだとしても、
中期的な視点ではどこを目指せば良いのか分からなくなります。

そんな時、必要となってくるのが『中継地点(ビジョン)』です。

遠すぎる目的地に漫然と向かうのではなく、3~5年後に中継地点を定め、
当面はその中継地点を目指せば、そこを通過するたびに
目的地に近づいていることを実感することができるでしょう。

ここでいう中継地点は、よく目にする【中期経営計画】とは異なります。

中期経営計画というのは、利益率や店舗数などの財務面・定量面であるものが多いです。

一方、オートクルーズ経営®コンサルティングが掲げる中継地点は、
会社の雰囲気や従業員の教育制度など、目には見えないソフト面まで
具体的に設定するため、より社長の視界をクリアにすることが可能です。

マ ク ド ナ ル ド は 10 年 以 内 に 、 全 国 で 毎 日 、 何 百 万 人 も の 人 た ち に 、 安 価 で 食事 を 提 供 す る チ ェ ー ン 店 に な っ て い る 。売 り 上 げ は 500 億 円 を 超 え 、 全 米 で1,000 を 超 え る 店 舗 を 持 つ 。
顧 客 は い つ で も 近 く の 店 舗 で 、 い つ も 同 じ 体 験 を 得 る こ と が で き る 。
す ば や い サ ー ビ ス 、 温 か い 食 事 、 安 い 価 格 、 き れ い な 店 内 、 魅 力 的 な 環 境 、便 利 な 開 業 時 間 と 場 所 、 そ し て 、 礼 儀 正 し く 、 フ レ ン ド リ ー な 人 た ち に よ って 、 き わ め て 効 率 的 な サ ー ビ ス が 提 供 さ れ る 。
マ ク ド ナ ル ド は 、 す べ て の 人 種 、 す べ て の 経 済 的 階 級 の 人 た ち に 向 け て 設 計さ れ る 。
特 に 、 子 持 ち で 、 早 く 、 快 適 な 環 境 で 、 安 価 で 食 事 を 得 た い 家 族 に 受け 入 れ ら れ る も の に す る 。
駐 車 場 に は 、 シ ボ レ ー の ピ ッ ク ア ッ プ ト ラ ッ ク から 、 ロ ー ル ス ロ イ ス 、 自 転 車 ま で 様 々 な 乗 り 物 が 停 ま っ て い る 。
マ ク ド ナ ル ド は す べ て の 面 に お い て 、 標 準 化 さ れ 、 き わ め て 効 果 的 に コ ントロ ー ル さ れ て い る 。
メ ニ ュ ー は 、 ハ ン バ ー ガ ー 、 フ レ ン チ フ ラ イ 、 ド リ ン ク 、 さ ら に 限 定 商 品 によ っ て 成 り 立 っ て い る 。
店 内 は 、 効 率 的 で 、 清 潔 で 、 魅 力 的 で 、 セ ル フ サ ー ビス で 成 り 立 っ て い る 。
店 舗 は キ ッ チ ン ( 顧 客 は 入 れ な い が 、 見 る こ と が で きる ) 、 サ ー ビ ス カ ウ ン タ ー 、 食 事 エ リ ア 、 ト イ レ 、 駐 車 場 か ら 成 り 立 っ て いる 。
従 業 員 は ユ ニ フ ォ ー ム を 着 て い て 、 す べ て の 店 舗 で 同 じ 手 順 で 働 い て いる。


これを読んで、驚かれた方もいるのではないでしょうか。

提供する商品から、お客様の乗っている車まで、とても詳細に書かれていますよね!
そして、私たちが今イメージするマクドナルドの姿そのものでもあります。

マクドナルドは、そのターゲットの広さ、優れたシステムとマニュアルで
店舗数を拡大していくことを創業当初から思い描いていたのです。

あなたの会社が3~5年後の中継地点に到達したときには、
どのような販売チャネル、教育システムを持っているでしょうか?

そして、社長の会社に対する関わり方は今と変わっているでしょうか?

何もかも具体的に書き出してみましょう!

現在を起点に考えてしまうとどうしても数字目標にとらわれがちですが、
中継地点には「こうなったらいいなぁ」という希望的観測も含まれます。

目的地(=経営理念)から逆算して立てることで、希望→計画へと変わるのです。

継地点を設定することで会社として目指す方向が明確になり、
また、社員にも共有することで社内の一体感も生まれるため、
オートクルーズ(社長がいなくても回る組織)化はどんどん加速するでしょう!

弊社の提供するオートクルーズ経営®コンサルティングでは、
経営理念浸透に欠かせない「ビジョン(中継地点)の作成」をサポートいたします。

弊社サービスについて

✓ 1年間または12回のプロジェクト
✓ 1回のコンサル時間は2時間

コンサルティングの流れ

  1. 社長の過去、現在、未来についてヒアリング
  2. 経営理念、ビジョン、コアバリュー作成のご支援
  3. 社内浸透のご支援
  4. 未来の組織図作成のご支援

次回も、中継地点の設定について引き続きお伝えいたします!

最後までお読みいただきありがとうございました。