【第3回】ペルソナを設定する | NAコンサルティンググループ

【第3回】ペルソナを設定する

 このコラムでは、「求人採用・定着」について、全12回に分けて連載をしていきます。

ハローワーク求人が中心の内容ではありますが、求人票作成のポイントなどは、ほかの求人媒体でも活用できるノウハウなので、求人を掲載中の方、これから求人を出そうとしている方は、是非実践してみてください!!!

前回までの振り返り

求人採用では、

  1. どこに載せるか
  2. 求職者が応募したいと思える内容が書いてあるか

この2つの視点が重要となってきます。

前回のコラムでは、「①どこに載せるか」という視点についてお話していきたいと思います。今回は、「②求職者が応募したいと思える内容が書いてあるか」という視点についてお話をしていきます。

求職者が応募したいと思える内容が書いてあるか

 求職者が応募したいと思える内容が書いてあるか、これを言い換えると、「この求人票は私に向けて書いているんだ!」と求職者に思わせる、ことが重要であるということです。

 ただし、誰でもいいから、とりあえず求職者を集めれば良いんでしょう、と勘違いしてはいけません。応募して欲しい人を具体的に決めた上で、その人に向けて会社の魅力を伝えきることが大切です(詳しくは第1回コラムをご覧ください)。採用の軸がしっかりしていると、社員に一貫性が出てきて、採用で失敗する確率は減っていきます。

「すごい求人票※」の作り方

「すごい求人票」とは、経営者が欲しいと思う人からの応募が集まる求人票です。その「すごい求人票」を作るための主なポイントを、皆さんにご紹介します。

※すごい求人票は、(一社)中小企業人材確保支援協会の登録商標です。

~「すごい求人票」のポイント~

 ペルソナを設定する

 仕事内容よりも職種が重要

 仕事内容は最初の90文字に重要な要素を盛り込む

 会社独自の価値で勝負する

 NGワード削除・推奨ワード加筆

 他社の求人票をモデリングする

 事業所名を含む求人情報全てを公開し、自主応募可能とする

ポイント1:ペルソナを設定する

 「すごい求人票」の1つ目のポイントが、『ペルソナ(ターゲット)を設定する』ことです。

ペルソナは
① 自社で実績を上げている社員をピックアップし、その特徴を洗い出す
② それぞれの特徴をまとめて、一人の社員像を作り上げる
 このような方法で設定していきます。

 もし、既存の社員だと考えにくい場合は、過去にいた社員で素晴らしかった社員や、取引先の社員も含めて考えてみてください。ペルソナ(ターゲット)を設定した後の求人票の書き方については、次回のコラムでお伝えしていきます。

今日のまとめ

★経営者が応募して欲しいと思う求職者が、「この求人票は私に向けて書いているんだ!」、と思うような求人票を書くこと。
★自社の社員の良い所を集め、理想の社員像を作り上げること。

 以上、第3回目の「求人採用支援」コラムでした。

次回は、「ペルソナを設定する」の続きついてお話したいと思います。最後までお付き合いいただきありがとうございました!それではまた~