2025年03月4日
こんにちは、新潟にあるNAコンサルティンググループ・社労士のSです。
このコラムでは、「労働保険」や「社会保険」について、全6回でわかりやすさ重視でお届けします。
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有給休暇は、働く人にとってとても大切な権利です。
今回は、有給休暇の基本的なルールについて、わかりやすく解説します。
有給休暇は、働いている人が休んでも給料が支払われる休暇のことです。
これは労働者の権利として法律で認められており、心身のリフレッシュや働きやすい環境をつくるための大切な制度です。
• 入社後6ヵ月以上働いていることが必要です。
• 出勤率が8割以上であることが条件です。
有給休暇の日数は、勤続年数に応じて増えていきます。
・正社員の場合、勤続6ヵ月で10日間の有給休暇が付与されます。
・それ以降は、毎年1日~2日ずつ増えていきます。
・勤続6年6ヵ月で20日間の有給休暇が付与されます。
社員が安心して有給休暇を取れる環境を整えることは、経営者にとって大切な役割の一つです。
・年10日以上の有給休暇を付与されている社員には、年5日以上の有給休暇を取得させることが企業の義務となりました。
・有給休暇の消化が進むことで、社員のモチベーションアップや生産性向上など、企業にとっても良い結果を生むことが期待できます。
パート・アルバイトにも、一定の条件を満たせば有給休暇の権利があります。
・有給休暇の付与日数は、1週間の所定労働日数に応じて決まります。
・週5日以上勤務の方は、正社員と同じ日数が付与されます。
・週1日~4日勤務の方は、その日数や勤続年数に応じて1日~15日の間で付与されます。
有給休暇は働く人にとって大切な権利であり、心身のリフレッシュに欠かせない時間です。
社員も経営者も、お互いに協力して有給休暇をうまく活用することが、より良い職場環境を作ることにつながります。
しっかり休養を取りながら、より良い仕事と生活のバランスを保ちましょう。