2025年02月19日
みなさんはじめまして!NAコンサルティンググループ・社労士の安全次子と申します。
これから隔月で、その時々に私・次子が気になった労務に関する時事ネタ、あんな事こんな事を取り上げてみたいと思います!ぜひお楽しみに♪
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次子は年末に1冊の本を手に取りました。
タイトルは『DIE WITH ZERO』。
ゼロで死ね、というタイトルが何とも目を引く、言わずと知れた2024年のベストセラーです。
冒頭こんなお話がでてきます。
アリはせっせと働き、キリギリスは遊んでばかりいた。
一般的にはアリが称賛され、キリギリスはダメとされているけれど、最期のとき「ああ楽しかった、いい人生だった」と心から思えるのはどちらなのか・・・?
メインテーマはお金の“貯め方”でなく“使い方”。
そんなこの本を読み(正確にはまだ半分以上も読んでないのですが・・・)、次子の頭の中にうかんだのはこんなニュースでした。
政府 iDeCo掛金限度額引き上げで与党側と調整
老後の資金を確保するニーズが高まる中、(略)税の優遇措置がある個人型の確定拠出年金=iDeCoについて、掛金の限度額を引き上げる方向で与党側との調整に入りました。
企業年金との合計の限度額を月額7000円引き上げる案などを検討しています。・・・
(2024年12月10日 NHK NEWSより)
ニュースの内容は超簡潔に言うと、iDeCoの掛金額を今より上げていきましょうという事です。
詳しいことはさておき、政府主導型の資産形成術はどんどん個人が掛けられるおカネの額を増やしていく方向にシフトしていっています。
人によってはなるべく将来への備えを増やそうと、ちょっと無理して掛金額アップを目指す方もいるかもしれません。
実は次子も、将来のためになるべく掛けられる分は掛けた方がいいという考えの持ち主です。
ですが最近、少しですがその考えが変わりつつあります。
確かに、将来への備えは大切。
でも、そのために 「今」 が幸せじゃなかったら?
今、そして来るべき人生最期のとき、自分が本当に満足できる、後悔しない生き方とは・・・?
深いですね~
私が思う本の重要なテーマ、遊びと仕事のトレードオフに関して、社労士として貢献できることは何か、を考えるのはとても難しいのだけれど、社会保険諸制度に少しは精通している者として、みなさんに何をどうお伝えしていくべきなのか。
そんなことを、本を読みながらつらつら考えたのでした。
DIE WITH ZERO。みなさんは、どう考えますか。