2021年11月9日
こんにちは、NA&HRコンサルティンググループ遠藤華子です。
今回スタートのコラムでは、「健康経営」についてお話しいたします。
「健康経営」とは、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することをいいます。経営手法としてメリットが高いとも言われていますが、実際導入するとなると、具体的に何から取り組めばいいのかわからないという企業の方も多いのではないでしょうか。
健康経営とは何か?をご説明し、導入目的・メリットや取り組み事例を毎月1回の配信でご紹介したいと思います。
そして、この記事が職場の生産性をあげるきっかけになると幸いです。
健康経営とは?
「従業員の健康は個人の問題」であり、従業員の健康へかかる支出は「コスト」だと思っていませんか?
「健康経営」とは、企業の持続的な成長を図るための経営戦略のひとつです。
従業員のメンタルヘルス等の健康づくりに積極的に取り組み、従業員の業務効率の改善を推進し、それにより企業の生産性を高めていくという経営手法を「健康経営」といいます。
かつては、健康管理は個人の責任と捉えられていましたが、従業員が心身ともに健康的に働けるよう環境を整備することは、企業の責任であると考えられるようになりました。
健康経営は1992年にアメリカの心理学者ロバート・H・ローゼンが自身の著書「ヘルシー・カンパニー」にて提唱した概念です。
これにより従業員の健康や働きやすい環境を整備することで、生産性が向上し、業績向上にもつながるという考え方が世界中に広がりました。
「超少子高齢社会、人口減少社会に突入した日本において、こうした発想は特に大きな意義があると考えられます。
日本において健康経営は、企業による経営と従業員の健康管理の両立を目指し、経済産業省が推進し、NPO法人健康経営研究会が普及に向けた啓発活動を行い、多くの企業に広まりつつあります。
今回は『健康経営とは何か』をお伝えしましました。
これからのコラム掲載にあたり、次回は『健康経営のメリット』をお伝えして行きます。
働くすべての人が幸せでありますように!
※ 健康経営は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。
〈健康経営エキスパートアドバイザー・産業カウンセラー・キャリアコンサルタント〉 遠藤 華子