健康経営 6 従業員エンゲージメント | NAコンサルティンググループ

健康経営 6 従業員エンゲージメント

 「健康経営」とは、従業員等の健康保持・増進の取り組みが、将来的に企業の収益性等を高める投資であるとの考えのもと、従業員等の健康管理を経営的な視点から考え、戦略的に実践することです。

 前回のコラムで、会社が効果的に健康投資することにより健康起因の損失が控えられることをお伝えしました。

 健康経営を進めることにより、『従業員のエンゲージメントが上がると、より高いリターンが得られる』お話しをご紹介したいと思います。


そもそも「従業員エンゲージメント」とは?

 近年、「従業員満足度」にかわり、「従業員エンゲージメント」が重視され始めています。

 エンゲージメント(engagement)とは、日本語で表現すると、従業員の『会社に対する信頼、愛着、きずな、帰属意識』といった意味合いになり、会社への愛着心、仕事への熱意を測る指標として利用されています。

 従業員エンゲージメントが高まると、労働生産性の向上や離職率の低下など、様々なメリットが得られます。

 そして企業の収益向上、国民総生産とも関連があることが、多くの調査から明らかになっており、結果、近年多くの日本企業が経営指標として導入されています。

 今後日本では、人材の獲得がより難しくなるため、会社を成長させるには既存従業員の労働生産性を向上させながら長く活躍してもらうことが非常に重要なのです。

 一方で日本では従業員エンゲージメントが非常に低いことが報告されています。

 日本企業におけるエンゲージメントの低さは、アメリカの調査会社・ギャラップ社が2017年に行った調査によって明らかになりました。調査が行われた139か国中、日本の順位はなんと132位。

 エンゲージメントが高い従業員の占める割合の平均は6%、それ以外の従業員は70%がやる気がなく、24%が周囲に不満をまき散らしているという結果でした。

 従業員エンゲージメントが日本で低い理由として、従業員エンゲージメントをそもそも知らず向上させようとしていない、向上させようとしたが失敗した、などの原因が考えられます。


モチベーションや従業員満足度との違い

 従業員エンゲージメント高めるためには、従業員エンゲージメントを高めるメリットを知り、従業員エンゲージメントを高める要素を把握して、施策に落とし込んでいくことが大切です。

 「健康経営優良法人」認定基準の項目の中にもワークエンゲージメントに対する施策が登場しています。

 「働きがい」をもって働くことのできる環境と好循環の実現を各企業が模索しているところです。

 次回は、「従業員エンゲージメントを高めることで得られるメリットとその方法」についてお伝えします。

 健康経営の取組みについてご相談のある経営者の方はNA&HRコンサルティンググループへ、ぜひお声がけください。

            働くすべての人が幸せでありますように! 遠藤 華子

            〈健康経営エキスパートアドバイザー・産業カウンセラー・国家資格キャリアコンサルタント〉