【第6回】仕事内容は最初の90文字に盛り込む | NAコンサルティンググループ

【第6回】仕事内容は最初の90文字に盛り込む

 このコラムでは、「求人採用・定着」について、全12回に分けて連載をしていきます。

ハローワーク求人が中心の内容ではありますが、求人票作成のポイントなどは、ほかの求人媒体でも活用できるノウハウなので、求人を掲載中の方、これから求人を出そうとしている方は、是非実践してみてください!!!

前回までの振り返り

 前回のコラムでは「すごい求人票※」の2つ目のポイント、「仕事内容よりも職種が重要」についてお話ししました。職種欄の上限文字数28文字をフルに活用して、職種欄だけで、仕事の大まかな内容が分かったり、その会社で働くメリットが伝わったりするような書き方をすることが大切です。

 ペルソナを設定する

 仕事内容よりも職種が重要

 仕事内容は最初の90文字に重要な要素を盛り込む

 会社独自の価値で勝負する

 NGワード削除・推奨ワード加筆

 他社の求人票をモデリングする

 事業所名を含む求人情報全てを公開し、自主応募可能とする

 今回は3つ目のポイント『仕事内容は最初90文字に重要な要素を盛り込む』についてお話していきます。

※(一社)中小企業人材確保支援協会の登録商標

ポイント③:仕事内容は最初90文字に重要な要素を盛り込む

 みなさん、ハローワークインターネットサービスで求人を検索したことはありますか?もしないようであれば、求職者の立場になって、賃金、休日、就業場所等の条件を絞って、検索してみてください。すると、その条件に合う求人票がヒットし、一覧になって出てくると思います。


 そして、一覧画面においては、求人票の仕事内容は、冒頭90文字しか表示されないようになっています。つまり、最初の90文字の書き方によって、数十件、数百件の求人一覧の中から、求職者に自社の求人票を選んで、見てもらえるかどうかが決まります。


 では、どのように書けば、求職者の目を惹くことができるのでしょうか?
「パッケージソフトの販売を中心とした営業職」を例にとって、ご説明したいと思います。

自社パッケージソフトの販売を中心とした営業活動です。販売店同行を中心とした取引先(法人)に対する営業支援業務となります。お客様からの様々な課題や要望をヒアリングし、要望を叶えるシステムのご提案を行います。

営業に必要なIT業界やシステム開発の知識を身につけ、その後、サポート業務、開発補助業務を担当し、技術的な知識を身につけて頂きます。常にチーム全体で情報交換・情報共有を行い、戦略・戦術に則って行動します。先輩社員もサポートしますので、経験や業界知識が浅くても大丈夫です。

 「自社~ヒアリング」の間で、約90文字になります。実は上記の文章では、この文字数の中で、①誰に、②何を、③どのように、という仕事内容に関する情報が簡潔にまとめられています。

①誰に⇒法人に対して

②何を⇒自社パッケージソフト

③どのように⇒お客様からの様々な課題や要望をヒアリングして

 また、後半の「常にチーム全体で情報交換・情報共有を行い、戦略・戦術に則って行動します。先輩社員もサポートしますので、経験や業界知識が浅くても大丈夫です。」という内容では、未経験者が不安な教育体制について記載されています。

 このような求人票であれば、前半の90文字から大体の仕事内容を把握でき、後半の教育体制を読んで、「自分にもできるのではないか、やってみたい!」と求職者に思わせることができます。

今日のまとめ

★仕事内容は最初の90文字に、①誰に、②何を、③どのようにという情報をまとめること。

 以上、第6回目の「求人採用支援」コラムでした。

次回は「すごい求人票」のポイント『会社独自の価値で勝負する』についてお話したいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!それではまた~