【第11回】他社の求人をモデリング | NAコンサルティンググループ

【第11回】他社の求人をモデリング

 このコラムでは、「求人採用・定着」について、全12回に分けて連載をしていきます。

ハローワーク求人が中心の内容ではありますが、求人票作成のポイントなどは、ほかの求人媒体でも活用できるノウハウなので、求人を掲載中の方、これから求人を出そうとしている方は、是非実践してみてください!!!

前回までの振り返り

 前回のコラムでは「すごい求人票※」の5つ目のポイント、「NGワード削除・推奨ワード加筆」についてお話ししました。推奨ワードを加筆しつつ、各種求人広告会社の情報を活用し、求職者に検索されやすい求人票を作成することが大切です。

 ペルソナを設定する

 仕事内容よりも職種が重要

 仕事内容は最初の90文字に重要な要素を盛り込む

 会社独自の価値で勝負する

 NGワード削除・推奨ワード加筆

 他社の求人票をモデリングする

 事業所名を含む求人情報全てを公開し、自主応募可能とする

 今回は、6つ目のポイント『他社の求人票をモデリングする』についてお話していきます。

※(一社)中小企業人材確保支援協会の登録商標

ポイント⑥:他社の求人票をモデリングする

 求人票の中には、空欄や空白が目立つものが多くあります。しかし、他社の求人票と差別化を図るには、空欄・空白になりがちな、まだ活用されていない項目や、画像登録機能を活用することが重要です。

 ハローワークの求人サービスは、年々バージョンアップしています。以前は、A4片面のみの情報量だった所が、今ではA4両面となり、両立支援の内容、事業所からのメッセージ等、項目が新しく増えました。また、ハローワークインターネットサービスでは、最大10枚まで、画像を掲載することができるようになりました。

 公開情報が増えていく中、自分の力だけでは空欄・空白を埋められない、という場合は、他社の求人をモデリングしてみましょう。「モデリング」とは、現在掲載中の求人票から、参考になりそうなものをお手本に、自社の求人票を埋めていく作業のことを言います。

 よく聞かれるのが、「なぜ、そこまでして求人票を埋めなければいけないのですか?」という質問です。そこには、大きく2つのメリットがあります。

Ⅰ. 情報量はその企業への信頼、安心獲得につながる。

…特にZ世代は、スマートフォンを日常的に使いこなし、SNSにも親しんできたことから、情報収集を行うことが当たり前になっています。情報量が多いと、途中で離脱されてしまうのではないか、と心配をする必要はなく、むしろ、最後まで読んで応募してくれた人とはミスマッチしにくいと考えられます。

Ⅱ.  誰しも興味がある情報は何度も見る習慣がある。

…これから就職しようと考えている人や、転職を考えている人は、1社の求人票だけを見るのでなく、いくつかをピックアップして、比較しながら何度も読み返すものです。その際に、求職者目線に立ち、知りたい情報がふんだんに載っている求人票の方が、好印象を与えられるのではないでしょうか。

今日のまとめ

★「モデリング」は、他社の求人票をお手本に、自社の求人票を埋めていく作業のこと
★情報量は、企業への信頼・安心獲得に繋がる

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 以上、第11回目の「求人採用支援」コラムでした。
次回は、「すごい求人票」のポイント『事業所名を含む求人情報全てを公開し、自主応募可能とする』についてお話したいと思います。
 最後までお付き合いいただきありがとうございました!それではまた~